1. 上体の立った快適なジオメトリー
グラベルバイクは自信を持って走れるよう上体の立った乗車姿勢で、長く走っても快適さが続くようやや広めのコックピットが特徴であることが多い。
未舗装路を走るのが初めてでも数百回目でも、グラベルライドには他のカテゴリーにはない、心を惹きつけるものがある。郊外まで足を伸ばしたい、奥地の絶景を仲間と満喫したい、未経験の辛さに挑んでみたい、あるいはまったく新しい何かを試してみたい。あなたの願望がどれであれ、廃れた道の先であなたを待つ体験に必要な知識、バイク、グラベル用ギアのすべてがここに網羅されている。
グラベルライドは、ロードとマウンテンバイクの中間に位置する、守備範囲の広いカテゴリー。荒れた未舗装路など、さまざまな路面を長い距離走ることになる。「グラベル」とは言え、タフなグラベルバイクは砂利道から岩が多く険しいジープロード、さらにはその気になれば木の根のはびこるシングルトラックまで、どんな路面でも走れてしまう。
グラベルバイクって結局何?
グラベルバイクはさまざまな路面を走れるバイク。舗装路の終わりからどこまでも続く未舗装路を走り尽くすために作られている。マウンテンバイクのオフロード性能とロードバイクの軽快な走りを兼ね備え、未舗装路の冒険に欠かせないメリットすべてが手に入る。
グラベルバイクの特徴
グラベルバイクは自信を持って走れるよう上体の立った乗車姿勢で、長く走っても快適さが続くようやや広めのコックピットが特徴であることが多い。
グラベルバイクは一般に、ロードバイクより太め(38〜56mm)でノブの付いたタイヤを履けるクリアランスを備え、さらに高いトラクションを実現し快適な乗り心地となる。
グラベルライドでは、水道やバイクショップがなく、さらには携帯の電波が届かない奥地まで走ることもある。そのため、グラベルバイクの多くはボトルケージ、ラック、バッグなどのマウントを備え、長距離の冒険に必要なギアを運べる。中にはフレームストレージまで持ち、ツールやギアを内蔵できるバイクまであるのだ!
グラベルバイクとロードバイクの違い
両者が異なる点を見てみよう。
グラベル路面の種類
基本的にすべての路面。滑らかな舗装路、がたがたの舗装路、ごつごつした石畳、砂利などである。オールロードライド向けバイクのタイヤ幅は32〜38c。
したいグラベルライドを叶えてくれるバイク
走る路面や追い求める目標が何であれ、さまざまなグラベルライドを楽しめるグラベルバイクがTrekにはある。
荒れた路面に踏み出す覚悟はついた? 真のグラベルライドでは、舗装路を走る時間をできるだけ短くし、グラベル、ダート、シングルトラックをたっぷり走る。そしてそのバイクは、グラベルライドに特化した安定性に優れるジオメトリー、タイヤクリアランス、快適性、ギア用マウントを備えている。
Checkpoint
Checkpointはドロップバー搭載の究極のグラベルバイク。昼間の大冒険も泊まりがけのバイクパッキングもお手のもの。
– 45〜50mm幅のタイヤを履けるクリアランス (実測値)
– 快適で自信が持てるグラベルエンデュランス ジオメトリー
– カーボンモデルはフレーム内蔵ストレージ搭載
– フレア形状のグラベルハンドルバーでロングライドも快適
– バッグやラック用のマウントを豊富に装備
Checkmate SLR
Checkmate SLRはグラベルレース専用、Trek史上最も速く走り最軽量のグラベルバイク。
– 45mm幅のタイヤを履けるクリアランス (実測値)
– 上体を低くして風を受けにくく、速さを維持しながら自信を持って操作できる、レース向けグラベルレース ジオメトリー
– 軽量でエアロなフレア形状の一体式バー/ステム
– レースに最適化された取り付けのボトルとバッグのフレームマウント
CheckOUT
CheckOUTは、豊富なマウントを備えたフルサスペンション・ドロップバー・グラベルバイク、バックカントリーでの壮大な冒険やウルトラレースなどに最適。
– 56mm/2.2インチ幅のタイヤを履けるクリアランス (実測値)
– 安定性が高く、疲労を軽減するグラベル・エンデュランスジオメトリー
– 手を置く場所が多くある最適化されたグラベルハンドルバー
– 一体型リアラック、豊富なマウント、そして調整可能なマルチマウントシステム
路面を問わずに走れると、したい冒険を選べるようになる。それを叶えるバイクには、グラベルバイクとロードバイク両方のメリットがたくさん。広いタイヤクリアランスや軽い作りで、どんな道も走れる能力が得られる。
Domane
Domaneはドロップバー仕様のオールロードバイク。古代の石畳や砂利道など、さまざまな路面を走ることができる。
-最大38mm幅のクリアランス
-一日中乗れる快適なエンデュランスジオメトリー
FX Sport
FX Sportはフラットバー仕様のオールロードバイク。舗装路や砂利道に最適で、ちょっとしたツーリングまでも行える。
-最大40mm幅のクリアランス
-上半身の起きた快適性重視の乗車姿勢
-バッグやラック用マウントを装備
舗装が途切れてからも、泥々のシクロクロスコースを駆け抜け、草や砂地を突き進み、曲がりくねったトレイルを疾走しよう。シクロクロスバイクはレースのためのマシン。アグレッシブなジオメトリーがパワフルな走りを可能にし、泥や土に食らいつくノブ付きタイヤを履けるクリアランスを備えている。
Boone
Booneは軽いカーボン製シクロクロスレースマシン。シケインを飛び越え、芝生、泥沼、砂地をスピーディーに駆け抜けられる。
-最大38mm幅のクリアランス
-シクロクロス専用ジオメトリーと振動を吸収するテクノロジーで、操作性を高く保ったままパワフルかつ快適に走れる。
どのサイズのグラベルバイクが最適?
バイクに完璧にフィットすれば、荒れた路面も落ち着いて快適に走り続けられる。バイクサイズファインダーで、あなたにぴったりのサイズを見つけよう。
どこでも行けて何でもできるグラベルバイクで漕ぎ出すなら、その走りを充実させるギアが必要だ。Trekのグラベルバイク用ギアのコレクションを見てみよう。背中のポケットに収まるコンパクトなマルチツール、体を守るヘルメットとシューズ、荒れた路面の振動を吸収して体力の消費を抑えるバーテープなどが用意されている。
バッグはライドに必要な機能や容量を備えたものを選ぼう。そして、走行中に動かないのも重要だ。タフで防水性のAdventureバッグは、グラベルライド、バイクパッキング、ツーリングなどに最適。固定システムは便利で、CheckpointなどTrekのモデルにボルトで直接取り付けられる。
タイヤの好みは個人差があり、適したものを選ぶことでグラベルライドを存分に楽しめるようになる。パンクプロテクションからグリップ、サイズに至るまで、さまざまな要素から最適なタイヤを選ばなければならない。まずは、グラベルが荒れているほど太めのタイヤを選ぶといい。必ず、そのタイヤがお使いのホイールやフレームに適合するのを確かめよう。
オフロードを乗り始めたばかりでグラベルレースにこれから出てみたい方も、グラベルバイクに荷物を積んでバイクパッキングを楽しむコツを知りたい方も、Trekにお任せを。最高のグラベルライドに欠かせないコツやガイドを読んでみよう。
グラベルライドはどこを走る?
アメリカ国内だけでも、未舗装路は延々と続いている。お住いの地域で最高のグラベルライドを楽しめるルートや、次回に探検しに行きたいルートを探してみよう。冒険はもうすぐそこ
グラベルバイクパッキング&ツーリング
冒険に出かけたくて仕方ない? それならバイクパッキングやツーリングをしよう。荷物を積み込み、荒れた道を奥地まで進めるバイクで、星空の下でキャンプを楽しもう。